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Story : 04
モノづくりヤマモトの
アドバンスドテクノロジー

合成ゴムの可能性を徹底的に引き出す


こだわりの特注品
ウェットスーツ素材の原版シートを作る最後の工程は、プレス機を使用して、高温と高圧力によって化学反応を起こして作られます。

通常、プレス機によって高温にされる熱版は、溶接製熱板を使用していますが、ヤマモトのプレス機は鋳造製熱板です。 そうすることで、高圧で高均一の圧力をかけることができるので、独立発泡率が限りなく100%に近くなります。そして均一に発泡させたことによって、非常に軽量で柔らかい素材として仕上がります。
スムーススキンの極み
ウェットスーツ素材の原版シートは、つるつるの表面をしていて「スムーススキン」と呼ばれ、この表面を綺麗に作るのことは困難と言われています。

そしてCR(クロロプレンラバー)100%では、このスムーススキンは作れないのが常識でした。
温度に敏感なCRを使いこなす
CRは、地球一温度管理が難しいゴム素材です。
ヤマモトは±0.25℃の温度管理を40年間以上続けています。

混練工程で、SBR、NRは100℃を超えてもラバーの性能に影響はありませんが、CRは温度に厳しく、70℃以下の管理下でしか製造は出来ません。
世の中に無ければ作ればいい
ヤマモトは、大型搬送ロボットを導入したことで、非常識な大きなウェットスーツ用素材となるゴムシートを生産しています。

そのサイズは、長さ約5m、厚み33mm、重さ約30kgを超える独立気泡構造の超巨大なシートです。当然ながら人間の力では動かすことは不可能。 そもそも誰がこのような巨大なシートを作ることを考えたのでしょうか。
非常識をぶっ壊す
2010~13年の4年間を掛けて、『世の中で非常識なラバー再生機械を完成させました』。このプロジェクトだけは、生前に敬一は次のようにコメントしています。

『加硫ラバーを再生することは、100%不可能!そんな非常識は、世間の人々に笑われるからやめておけ!非常識や!』でした。

今、SDGsを世界が考える時代において、ヤマモトは世界で唯一独立気泡構造のウェットスーツ素材を再生させるメーカーとなっています。
ヤマモトは、この想いは未来に向けて確実に伝承していきます。

そして、働く社員が少しでも楽に作業が出来ることを常に考えての機械開発への挑戦中です。

60年以上の経験と常にウェットスーツ素材でイノベーションを続けて来たウェットスーツ素材のパイオニアとして、歴史的背景とその現実を持って、世の中の間違った情報でお客様を惑わすことなくことなくヤマモトが伝えたいこと。 それは・・・

「100%CRに勝るウェットスーツ素材はありません。 」
「人間の皮膚に最も近い存在は、ヤマモト45ラバーです。」
「温かさ、動きやすさと安心感のある素材をヤマモトはお届けします。」

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