VOICE No.6

「ゼロポジションは、マスターズスイマーの助け!」

日暮 雅美(ひぐらしまさみ)

マスターズスイマー&コーチ マスターズ水泳教室NSS
マスターズチームBlue Dolphins主宰

<プロフィール>
1963年2月生 札幌出身
小学校5年から水泳を始め、23歳からマスターズ水泳大会に参加。マスターズ日本記録樹立のべ100回以上。
更年期障害を迎えると共に持病が増え、記録低迷が続くも、泳げないことを経験することで、泳げないマスターズスイマーに寄り添うことができるようになる

 自身もマスターズスイマーとして水泳を楽しむと共に、マスターズスイマーの指導もしています。
 指導している場所が水温27~28度と低めな為、練習量の少ないマスターズスイマーは、身体が冷えます。特に冬場は厳しいものがあります。

 女性スイマーの参加が多い為、ウエスト位置を高くして内臓が冷えないようにするハイウエストタイプを作成してもらいました。保温効果もある為、練習中、寒さに気を取られることなく、泳ぎに集中できるようになりました。

 参加者の大半が、水泳未経験者。
 陸上での重心をそのまま水中に持ち込むために、水平姿勢を実体験できていません。
 水平姿勢の正解を知らないで泳いでいる方が大半。
 『ゼロポジ』は、大いに、そんな方々の助けになっています。
 姿勢補助の点においては、泳力レベルを選ばないのが『ゼロポジ』だと思います。

 中高年の水泳未経験者、特に男性は、全く下半身が浮いて来ないと言う方もいます。
 そんな方には、『ゼロポジ』の3mmを着用してもらいます。
 泳げる人にとっては、浮きすぎて浮き輪を付けて泳いでいるようなイメージの3mmの厚さですが、この浮きが、水泳未経験者の助けになってくれ、数か月も経たないうちに、水平とはいかないまでも、50mくらいは泳げるようになり、自信を付けてくれます。

 筋量の少ない中高年マスターズスイマーにとっては、練習中にパンプアップしてくると、『ゼロポジ』が、加圧トレーニング??と感じることもあります。
 レース用水着の硬さに慣れる練習にもなりますし、その加圧感を利用して泳いだり、アップやドリルだけに利用してスイムの時には利用しないと言うやり方の人もいます。

 様々な点で、今後も『ゼロポジ』は、マスターズスイマーの助けになってくれると考えています。