2010年 2月
ルール変更も即対応。
高速水着新素材「BRS-TX」を使用した競泳用水着がFINAの認定取得
FINA(国際水泳連盟)が、世界新記録を連発していたゴム素材を使用した水着を禁止にし、織物素材のみに変更した新ルールに変更。山本化学工業は、ゴムを使用せずポリエステルをベースとした新素材「BRS-TX」を開発。同素材を使用した水着が公式競泳用水着として許可を取得しました。(MATUSE、AQUA ZONE他)
この後も毎年FINAの認定を取得した水着が販売されていくことになります。
2010年 3月
おもてなし畳「Ti-Ⅱ-W」開発
2010年 5月
防煙防火用ラバーテープ「ファイヤーカット150」販売開始
2010年 7月
日本フリーダイビンクの快挙を後押し。
フリーダイビング団体世界選手権(沖縄)で山本化学素材「S.C.S. メタル」のウェットスーツを着用した日本代表選手が男女共にメダルを獲得
女子チーム(松元恵、平井美鈴、廣瀬花子)が金メダル、男子チーム(篠宮龍三、大島俊、濱崎克哉)が銀メダルを獲得しました。
フリーダイビングの世界大会として、初めて日本国内で開催され、山本化学工業は日本チームに素材を提供し、大きな結果を残した大会となりました。
2010年 9月
医療機器メーカーへ進化。
医療機器製造業、製造販売業の業許可取得
レインコートと防寒コートとビジネススーツの機能を複合したスーツ「ハイブリッドアクティブスーツ」開発
さわずか0.3mmの超薄厚新素材「バイオラバースイムマークⅡ」を応用した世界初のラバービジネススーツです。
スーツ縫製がグッドヒル、販売がエフワンの3社共同で記者発表も行いました。
普通のスーツとは違い、革製品のような光沢もあり、高級な雰囲気も演出でき、テレビのニュースなどで特集も組まれました。
2010年 10月
一般医療機器「メディカルバイオラバー」販売開始
2010年 12月
バイオラバースイムの速く泳げるトレーニング用スイムウェア
「ゼロポジション」開発
2011年 5月
防災用ウェア「SAFE安全ハイブリッドウェア」開発
2011年 6月
未曾有の危機から作業員を守る使命。
ガンマ線を遮蔽する放射線遮蔽素材「RSM」および放射線遮蔽ウェア「RSMウェア」を開発
3.11の東日本大震災によって起こった津波により発生した福島第一原子力発電所事故。これを受けて急遽、強い放射線であるガンマ線を防ぐ遮蔽素材の製造を着手。過去にX線遮蔽素材の製造をしていたこともあり、40日間で完成。
その後は、福島原発、大手ゼネコン等と常に連携を図り、現地での状況や装着感などをフィードバックし、ウェアの改良を進めていきました。
2011年 10月
医療機器「温熱メディカルバイオラバー」開発
2012年 4月
放射線対策製品「RSMセンサーポット」「RSM コアウェア600I」「RSM マルチプルシート」開発
2012年 5月
遮蔽の技術を世界へ発信。
放射線遮蔽素材およびウェア「RSM」を国際放射線防護学会IRPA 13(英国グラスゴー)にて近畿大学原子力研究所との共同論文を発表
2012年 6月
トップスイマー用練習用水着
「ゼロポジション プロフェッショナル」販売開始
2012年 8月
水着との掛け合わせで最強ウェアの完成。
耐水性放射線(ガンマ線)遮蔽服「RSMタイプXIウェア」開発
放射線遮蔽ウェアの最初の試作から11作目として作られたのが、表面に高速水着で培った技術を応用し、放射性物質が付着しづらく、水で汚れを流しやすいので、継続的に使用しやすくなりました。
この製品の開発以降、福島原発での線量が高い場所での廃炉作業における定番のウェアとなりました。
2012年 9月
フリーダイビング団体世界選手権(フランス)で山本化学工業製素材のウェットスーツを着用した女子チーム(岡本美鈴、廣瀬花子、福田朋夏)が金メダルを獲得
美しき女子団体チームは通称「人魚JAPAN」といわれ、大会期間前の現地でも、各国の写真家が撮影をするほど大人気で、さらに連覇を果たしたことにより、各選手は多くの日本のメディアに出演することになり、山本化学工業のロゴのウェットスーツもテレビで多く見られるようになりました。岡本選手は報道番組、廣瀬選手はTVCM、福田選手はバラエティーを中心に出演されるようになりました。
2012年 12月
医療機器の品質マネジメントシステム ISO13485の認証取得
2013年 3月
バイオラバーが日本統合医療学会の健康機器第一号認定取得
骨盤バランスを整えるベルト「ゼロポジション スポーツベルト」開発
2013年 8月
スキンケア商品の第一歩。
保温と保湿の「ULUOI(うるおい)」シリーズ開発
指先用の「フィンガーキャップ」、カカト用の「カカトケア」、顔用の「フェイスマスク」など、女性が気になる部位に特化した商品を展開しました。女性誌の「anan」などスキンケアの特集で掲載されることが多々ありました。
そしてこの時の制作されたフェイスマスクの経験が、のちに新型コロナ禍に必要となったマスクの開発への初速の速さに繋がることになるのです。
2014年 3月
「バイオラバー」の一部商品をを米国医療機器として登録
2014年 4月
前肢を失った悠ちゃんプロジェクトへの参加。
ウミガメ悠ちゃんの「義肢ジャケット」完成披露
2008年に両前肢をサメによって損失したウミガメが須磨海浜水族園に保護され、義肢を作るプロジェクトが始まりました。28個めの義肢の試作品を制作の後、ウェアを着せることで装着させようと考えたプロジェクトチームが山本化学工業に打診。
山本化学工業が参加して9個めの試作でようやく上手に泳げるようになりました。
2014年 9月
ベータ線用放射線遮蔽服「RSM β88ウェア」販売開始
フリーダイビング団体世界選手権(イタリア)にて、「S.C.S.」素材のウェットスーツを着用したロシア代表が男女共に総合優勝
山本化学工業の「S.C.S.メタル」のウェットスーツを着用する日本女子チームは銀メダルに終わりましたが、この獲得により、4年連続表彰台の快挙となりました。
この大会ではプール競技用の水着もサポートしました。
2014年 11月
全国郵便局にてバイオラバー全商品の販売イベント開始